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Riz
2021年1月20日  |  Column

魔法使いのつくりかた#01

Set アートディレクターのタルマです。

昨日うちの会社の写真撮影サービスのカタログ用撮影のため、Rizkyをモデルにして撮影をやっていました。そのときに撮った黒背景の写真と衣装が魔法使いっぽいねみたいなことを言いながら遊びで加工していた画像が意外と面白くできたので、作り方を書き残しておこうかなと思います。

ブログを書きながらもう一回作るので、仕上がりが若干かわるかもですが。

 

昨日作ってた画像が加工前がこれで

 

 

 

加工後がこれです。

魔法使いの作り方

 

 

 

 

 

作業はもちろんPhotoshopで行います。

 

 

 

まず大事なのが、元データを残しておくことです。取り返しのつかない失敗をしたときに戻るためにスペアを使って作業します。元の画像のレイヤーをコピーして上のレイヤーに持っていきます。

 

 

 

まずはじめに、色をおおまかにつくっていきましょう。色の調整に使うのは「CameraRawフィルター」という機能です。これはRawデータの現像につかったりする機能ですが、この目的でも十分に使えて、細かく色味の調整ができて便利です。

 

 

 

 

今回の「魔法っぽい」みたいな色味をつくっていくにはなんとなくいろんな映画で出てくる色味に合わせていくのが良いでしょう。

「魔法っぽい」色というのは、僕の見た感じだと全体がなんとなく青緑系に濁っているような空間なのかなぁということで「色温度」「色被りの調整」

 

 

 

 

明るい部分や、暗い部分の調整を露光量〜黒レベルの項目で調整していきます。

目の前で杖を持っていて、杖を光らせるとしたら、杖を持つ側の手(右手)の方を明るく、その反対を暗くというのをくっきりと別れるくらいコントラストをつけるほうがこの画像では魔法つかいっぽいぞ!ってことでそのように調整していきます。

 

 

 

その後、全体の明瞭度、かすみの除去のメーターをとりあえず右側に動かします。どうなるかというと、ディティールが全体的に、ボコボコに浮き出てきます。

これをやる理由はどうあれ、「(映画等で見かけるポスターの)魔法使いっぽい」に近づいてきます。

 

 

 

 

かすみ除去の項目を右に動かすとだいたい色が強くなりすぎたり、暗くなりすぎる部分が出てきます。なので、「自然な彩度」と「露光量」の項目で調整をしていきます。

 

 

 

さて、いよいよ杖を持たせてみましょう。

ちょっと出どころは言えないんですが、とりあえず切り抜いた杖を用意します。

 

杖をレイヤーとしてデータ内に突っ込みます

忘れずにレイヤーには名前をつけておきましょう。(これからレイヤー増えるのでわかりやすいように)

 

 

 

杖を手のところに持ってきてcommand+T(変形ツール)を使って杖の位置と大きさを調整します。

そのあと下記のように手と被った部分にマスクをかけて、杖が手に隠れている部分を作っていきます。

 

 

 

杖を持たせたあとは、この絵に馴染むように、杖の色を整えていきます。

まずレベル補正でこの絵のなかと同じようなコントラストがくっきりとした明暗差をつくっていきます。

 

 

少し杖の画像の画質がわるいので、アンシャープマスクを使ってディティールを大袈裟に目立たせ、低画素数を誤魔化していきます。

 

その後は、覆い焼きツール・焼き込みツールのふたつを使って、手作業で暗い部分と明るい部分を塗っていきます。

 

 

 

杖を持ったら今度は魔法を使わせなければいけないですね。

杖の先っぽに丸い光を灯してみましょう。

 

新しいレイヤーを作って、丸い選択範囲を作ります。(レイヤーには「光」などのわかりやすい名前をつけておきます)

そのなかを塗りつぶしツールで白く塗ります。

 

丸い円の選択を解除(command+D)した後に、この円にぼかしをかけて、いい感じの光に調整していきます。

このような光をつくるときは明るさで2段階の円ができるようにつくると自然です。

中心部分は杖が見えないくらい明るい光、そのまわりにはぼんやりと明るい光で別れるように重ねます。

 

 

 

さて、ここまでくるとやっと魔法使いっぽくなってきましたね。

あとはそのまわりに魔法(自然界では普通ではあまり起きない動き)を加えていきます。

 

 

ながくなるので、この先は次にします。

また来週!